学術研究の醍醐味は,価値観を創造できる点にあります.産業革命は技術革新が世界の政治や経済を変えてしまった大きな例です.このように,革新的な技術は,人間の価値観に変革をもたらします.大学で折角研究する機会があるのですから,単なる技術の修得を目指すのではなく,新たな価値観を創出するくらいの意気込みで研究に打ち込んでみたらどうでしょうか.
そのために,日常的なゼミや研究打合せを通じて,流行に流されない本質の追求と,国境や文化を越えた価値の発見・創造を目指します.
研究結果は有名国際会議や有名ジャーナルで積極的に発表します.また,海外へのインターンシップ派遣,海外からの受入を積極的に実施しています.
ウェルカムプレゼンテーション(3月下旬)
「任意のテーマ」でプレゼンテーションをしてもらいます.何のテーマでも結構です.過去には,「納豆について」「冷凍食品について」「プリキュアについて」など,様々なテーマが存在しました.重要な事は,自分が楽しいと思っていることを如何にして他人に伝えられるかです.教員と先輩でベストプレゼンテーションアワードを選定します.
勉強会(4月〜5月)
RとPythonの勉強を兼ねて,信号処理や機械学習の本を学生同士で勉強します.この2ヶ月が本研究室で最もきつい時期と言われています.
学科中間発表(9月下旬)
研究の進捗を1ページの予稿とポスターで発表します.これは学科の行事です.
東工大・農工大・電通大 合同ゼミ(12月)
卒論の予行演習です.他の大学の学生との交流を通じて,自分の研究や発表の方法をブラッシュアップします.他大学との交流を通じて,自分の研究の位置づけをより明確にできるようになるはずです.
卒論提出(1月),卒論発表(2月)
1年間の成果を,卒業論文・卒論発表という形で出しきります.進学する人は,ここからが勝負といえます.
過去5年間に出版された論文を紹介します.
自分の研究を英語で発表します.本研究室の特色は,出席者は全員必ず英語で質問することが義務付けられていることです.
選んだ本を全員で読みます.発表担当者は,全員に講義する様にわかりやすく説明することが求められます.